えっちゃんのブログ

介護施設あるある 看護職員と介護職員の対立

看護職員と介護職員の対立 えっちゃんのブログ
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ある日、看護師の古田さん(仮名:看護経験19年)と介護福祉士の森さん(仮名:福祉大学出身者 新人)が大喧嘩を始めました。

日頃から、介護職員を見下す看護師の古田さんに向かって介護福祉士の森さんが放った一言から始まりました。
「病院に戻られたら良いんじゃないですか!古田さんは福祉に向きません!」
看護師の古田さんに対する不満が爆発した瞬間でした。

看護師に怒る介護士

古田さんは医務室に戻り、他の看護師に介護職員の悪口を言い始めました。

一方、ケアワーカーの詰所では、介護職員が集まり、森さんを慰めています。
今まで看護師に対し不満を感じていた介護職員が集まって退職の相談をし始めました。

そして、数人の介護職員が施設長室へ詰めかけて、日頃の不満をぶつけ始めました。
その後、古田さんと森さんが順番に施設長室に呼ばれ、事情を聴かれました。

その頃、一人の介護職員が私の元へやってきて、
「えっちゃん、看護師は介護福祉士より偉いんですか?いつも見下されている介護職員は看護職員の下に位置づけられるのですか?」と言いました。

私は「ここでは利用者様が主体です。私達専門職員がそれぞれの専門性を生かして利用者様を援助する上では、専門職に上下関係はない。」と言いました。

ただし、「看護経験、介護経験、人生経験、教育背景の違いなどの全てを認めることが基本」だと言いました。
利用者を取り巻く環境は、生活相談員、看護職員、介護職員、管理栄養士、事務員など多種職協同で援助してこそ意味があります。

特別養護老人ホームゼンスタッフが力を合わせて

翌日、私は施設長室に呼ばれました。
看護師2名と介護職員10名から退職届が提出されたと言います。
私は、施設長に言いました。
私が受けた辞令は「主任ケアワーカー兼看護師」です。看護師の2名の退職届を受理してくださいと・・・。

私は、2名の看護師を敵に回し、10名の介護職員を守ることにしたのです。

施設には多くの課題がありました。
まずは、人材育成です。
看護師も介護福祉士も資格取得がスタートの第一歩。

介護現場も経験と勘とコツだけの介護は過去の話で、介護福祉士としての専門性を身につけなければなりません。介護職員に対し、新しいスキルや知識などを獲得することで、各人の能力を向上させ、新しい仕事やより高度な業務を開発することが可能となります。

2名の看護師が退職した後、友人の看護師に声を掛け、協力を仰ぎました。
夜間の勉強会だけでなく、私自身も現場に入り、一緒におむつ交換、体位変換、食事介助、入浴介助などをおこないました。一緒に行うことで、介護職員は何が分からないのか、何に不安を持っているのかが分かります。

また、業務を行う中で、個々の利用者の疾病について説明し、起因するリスクや機能障害、観察のポイントなども説明していきました。
勿論、私自身も通信教育で社会福祉の勉強を始めました。

人は育てなければ育たない。まず、経営者が人を育てようと思い、その考え方や方針をわかりやすい形で職員に伝えなければならないと思います。しかし、この当然のことが多くの職場ではなされていない気がします。

医療現場から福祉現場への転職は私に様々な課題と知識を与えてくれました。
人材育成は、トップの人材観とリーダーシップが不可欠であると思います。

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